動物別症例集
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犬の東洋眼虫
東洋眼虫は結膜の奥や涙管の中、瞬膜の裏側に寄生する体長5~18mmの小さな白色の線虫で、感染当初はほとんど無症状ですが、成虫になり動き回るようになると、目ヤニ、結膜炎、流涙、瞬膜の炎症などを起こします。治療法は点眼麻酔を行い、まぶたや瞬膜の裏側や奥をチェックし、直接虫体を摘出して治療します。再感染がなく、治療前に大きな角膜損傷が無ければ、一般的には予後が良いとされています。ただし、人獣共通感染症として人にも感染する可能性があるので注意が必要です。