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動物別症例集
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ウサギの精巣腫瘍
ウサギの男の子も犬猫同様、去勢手術を行います。
理由は大きく二つ、「病気の予防」と「問題行動の抑制」です。
病気の予防としては、高齢になってからの精巣腫瘍の発生があります。
ウサギの精巣腫瘍は報告としてはあまり多くはありませんが、ウサギの寿命が延びるにつれて、少しずつみられるようになってきています。
治療は手術になりますが、高齢になってから発症するため、他の病気によって手術ができない可能性があります。また、ウサギの精巣はひっくり返して見なければ外から見えにくく、見つけた時は手遅れになっていたというケースも考えられます。
もう一つは、問題行動の抑制です。
去勢していない男の子は縄張り意識が強く、自分の縄張り内に尿や糞でマーキングをして回ります。時には飼い主さんの足にスプレー(尿をひっかけること)をする場合もあり、室内飼いの場合に問題になります。
また、多頭飼いの場合オス同士は縄張り争いが、オスメスでは望まぬ妊娠のリスクがあります。これはウサギさんにとって大きな精神的ストレスですし、大きな怪我の原因にもなりえます。
ウサギの麻酔は危険という認識がありますが、去勢手術は短時間で終わる手術なので、それほど大きな負担はかかりません。また、近年はウサギに使いやすい麻酔薬や、麻酔の安全性を高める器具も出てきており、ウサギの手術に対するハードルが以前より低くなってきています。
去勢手術は、若く元気な時にするのが一番低リスクです。メリットとデメリットをよく考えて、一つの選択肢に入れてあげるといいのではないでしょうか。
理由は大きく二つ、「病気の予防」と「問題行動の抑制」です。
病気の予防としては、高齢になってからの精巣腫瘍の発生があります。
ウサギの精巣腫瘍は報告としてはあまり多くはありませんが、ウサギの寿命が延びるにつれて、少しずつみられるようになってきています。
治療は手術になりますが、高齢になってから発症するため、他の病気によって手術ができない可能性があります。また、ウサギの精巣はひっくり返して見なければ外から見えにくく、見つけた時は手遅れになっていたというケースも考えられます。
もう一つは、問題行動の抑制です。
去勢していない男の子は縄張り意識が強く、自分の縄張り内に尿や糞でマーキングをして回ります。時には飼い主さんの足にスプレー(尿をひっかけること)をする場合もあり、室内飼いの場合に問題になります。
また、多頭飼いの場合オス同士は縄張り争いが、オスメスでは望まぬ妊娠のリスクがあります。これはウサギさんにとって大きな精神的ストレスですし、大きな怪我の原因にもなりえます。
ウサギの麻酔は危険という認識がありますが、去勢手術は短時間で終わる手術なので、それほど大きな負担はかかりません。また、近年はウサギに使いやすい麻酔薬や、麻酔の安全性を高める器具も出てきており、ウサギの手術に対するハードルが以前より低くなってきています。
去勢手術は、若く元気な時にするのが一番低リスクです。メリットとデメリットをよく考えて、一つの選択肢に入れてあげるといいのではないでしょうか。